挑戦とは何か?5つのキーワードで整理してみる
「挑戦」という言葉をよく耳にしますが、実際に自分の人生でどう位置づければいいのかは、意外と曖昧ですよね。
本記事では、挑戦を具体的に理解し、行動に移すための 5つのキーワード を紹介します。
それは、次の5つです。
👉「挑戦」
👉「ビジョン」
👉「目的」
👉「目標」
👉「価値観」
それぞれを整理していきましょう。
1. 挑戦
挑戦とは、今の自分にはできないことを「やってやろう」と行動すること。
大事なのは「すぐできること」ではなく、今の自分にはまだ届かないことに向かう点です。
例えば:
- 偏差値50の高校生が「東大に入りたい」と思い、勉強を始める
- 人前が苦手な人が、数百人の前で講演を目指す
- 営業未経験の人が、半年でトップセールスを狙う
これらはすべて「挑戦」です。
私自身の挑戦は最近ですと、フィジーク大会で入賞することですね。今の身体は脂肪が付きすぎており、周囲に話すと絶対無理だよ、それに何の意味があるの?と言われるでしょう。それでも挑戦が自分の人生を充実させてくれることを知っている、なおかつ筋トレが好きなので、この目標に向かって挑戦を進めています。
2. ビジョン
ビジョンとは、人生における理想のゴールです。
挑戦はこのビジョンを現実化するために行います。
私の場合はこうです。
「挑戦を当たり前にし、人生に集中し、自分に誇りを持てる社会をつくる」
社会人になって10年間は、自分のビジョンに気付けず、ただ目の前の仕事から何かを得ようと、とりあえず頑張っている状況でした。ただ、自分に合った仕事ではないと感じていたため、これでいいのかな・・・人生の貴重な時間を無駄にしていないかな・・・と常々感じており、結局頑張っているつもりでも、本当に好きで働いている人ほど成果を出せない日々を過ごしていました。
1年ちょっと前に自分のビジョンを明確にできたことで、迷いが少なくなったと言いますか、迷いのレベルが上がった気がします。(前まではこれでいいのか?というゴールから迷う状態だったが、今はやり方に迷う状態であり、ゴールはぶれていない。)
3. 目的
目的とは、その挑戦に取り組む動機であり、その挑戦を通して到達したい理想です。
「ビジョン=人生全体の理想」
「目的=1つの挑戦に絞った理想」
例えば、
- ビジョンが「世界中の人の健康寿命を延ばす」
- 目的は「2年間で日本の中高年1000人に運動習慣を根づかせる」
あなたの今の挑戦における「目的」は何ですか?
私はフィジーク大会入賞を短期目標として挑戦を続けています。その挑戦の目的は、「挑戦を後押しする説得力を持つため、自信が挑戦者であり続けること」です。その目的のため、挑戦を続けています。
4. 目標
目標とは、目的に到達するまでの短期・中期の道標です。
目的が大きい分、途中に“チェックポイント”を置くことが大切です。
例:
目的=「一生走り続けられる健康な体」
目標=「半年以内にフルマラソン完走」
20代後半の私は、「結婚して幸せな家庭を築く」という目的を持ち、婚活の領域で挑戦していました。(真剣に婚活していたので、これも挑戦と言わせてください。。)ただ、仕事が激務だったこともあり、なかなかプライベートに時間を割けない状況でした。その時に、「月に1回は合コンに参加する」「2週間後に好きな女性のタイプを定義する」「エーリッヒフロムの愛するということを1か月後に読破する」といった目標を設けて、普通に過ごしていればサボりがちな婚活に強制的に時間を割くようにしていました。ちなみに結果としては大満足する成果を出すことができました!
5. 価値観
価値観とは、人生のコンパスです。
エネルギーを持って生きられるときの感覚や言葉こそが、自分の価値観です。
私の場合は「挑戦」「家族」「健康」「自由」「孤独」が価値観となります。
今では価値観に沿った目的のある挑戦でないと長続きしないことを知っておりますが、昔の私はとりあえず目標を作って、それを目指すといった短期の活動が多くありました。
例えば、私は2社目からコンサルティング業界に飛び込みました。同機はカッコよくてモテそうだったからです。そのような不純な動機で業界に飛び込んだため、目的をもった挑戦をすることができず、各々が繋がらない短期目標ばかり設けて、それを追いかけるため、結果として8年間で5社在籍することになってしまいました。
今日が、あなたの挑戦の初日です
挑戦は「思いつき」ではなく、技術として扱えます。
この技術を使えば、誰にでも挑戦できると思っています。
まずはノートを開き、今日紹介したキーワードを書き出してみてください。
あなたの「挑戦」「ビジョン」「目的」「目標」「価値観」が何なのか言葉にして整理してみましょう。
行動が、挑戦を現実に変える唯一の方法です。
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