はじめに
ブログや本を通して、挑戦学を広めて、挑戦者をどんどん増やすことが私のビジョンとしてあります。そのため、どのような能力が必要かブレイクダウンしていくと、「文章力」にあたります。
会社員時代もフリーランスとしても、コンサルティング業界で働いており、文章については散々ご指導やお叱りを受けてきました。しかしながら、ブログや本を書くにあたって、もう一段文章力を高めたいと考えているため、何か良い教材はないかとkindleを探していたところ、本書を見つけました。
本記事では、文章力を高める考え方が書かれた「文章力が最大の武器である」を纏めていきます。
非常に内容が濃いため、複数記事に分けて纏めていきます。
本書における文章の前提
文章の機能
文章の機能とは「情報」を「伝えること」です。
よって、文章の質を高めるためには、情報の内容と伝え方が重要となります。
文章力の因数分解
本書では伝わる文章の方程式を下記のよう定義しています。
「伝わる文章」=「コンテンツ」×「ロジック」×「ルール」
下記にそれぞれの要素を説明します。
- コンテンツ(面白さ)→お笑い芸人が持つユーモアではなく、知的好奇心を満たす面白さ
- ロジック(わかりやすさ)→内容が整理されている。主張がはっきりしており、説得力がある。
- ルール(読みやすさ)→主語と述語を離し過ぎない。漢字・ひらがな・カタカナの使用比率が適切である。
ちなみに、私がコンサルタントとして働いている際にも、上記の中では特にロジックとルールを強く意識しています。(何度もありがたいご指導いただきました賜物です笑)
文章の内容を面白くする考え方
本書では文章の内容を面白くする方法が8つ書かれております。本記事ではその中でも特に大事だと思ったものを纏めていきます。
どう書くかより何を書くか
文章を書くにあたって、ロジックやルールよりも、コンテンツが大切です。
そのため文章を書くプロセスは下記をおススメします。
①何を書くかを考える(コンテンツ)②どの順番で書くか考える(ロジック)③どう書くか考える(ルール)
大切なのは設計であり、文章を書き始める前に、「誰のため、何のため、何を書くか」決めることが大切です。これは家作りでも同じで、家作りは設計でほぼ満足度が決まると言われています。(最近家作りが身近のトピックにあったので出してみました笑)
また、コンサルタントとして成果物を作る際、パワーポイントでプレゼン資料を作るのですが、いきなりパワーポイントを開く行為はNGとされており、第一歩目として資料の骨子である「誰のため、何のため、何を書くか」をワードにテキストだけで構想します。この骨子を上司や関係者とすり合わせした上で、パワーポイントでスライド作成する流れが、手戻りも少ない王道のプロセスでした。このプロセスの良いところは、「深く考えること」と「作業(スライド作成)」を別作業にできるため、深い思考した上でのスライドが作れる点です。
おわりに
本書で重要だと思った内容、面白いと思った内容はまだまだあるため、別記事でも続けて纏めて、紹介できればと思います!
参考文献
- 「文章力が、最強の武器である。」(藤吉豊, 2021)
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