図解決定版 コーチングの「基本」が身につく本①

はじめに

挑戦のため背中を後押しするため、コーチングについて学びを続けています。
今回読んだ本は、「図解決定版 コーチングの「基本」が身につく本」(本間正人,2021)です。

著者について

本間正人さんという作者の方で、偶然にも私のビジョンと非常に近いことがこの本を読む中で明らかになりました。

本間さんのビジョン「学習学を提唱し、誰もが成長する喜びを実感できる社会を作っていくこと」

私のビジョン「挑戦を通して(挑戦学を提唱し)、充実した人生を送れる人を増やす」

本間さんはこの本を出版される前にも、複数のコーチング領域の本を出版されている方でした。ビジョンが近しいので、これまでの経歴や最近何しているか興味深いです。

コーチングについての大切なポイント

さて、ここからは本を読んで上で、大切だと感じた点を纏めていきたいと思います。

コーチングとは

はじめに、コーチングとは何か述べられており、これまで学んできたことと幾つか重複したことが書かれていました。どの作者もそれを重要と考えるということは、きっとそれがコーチングの本質なんだとうなと、本を読みつつ感じました。この「ついに本質を捉えた!という」があるから、同じ領域の本を何冊も読むのは楽しいですよね。

以下がコーチングについての基礎のまとめです。

  • 相手の自発性を高めることが可能なコミュニケーション・スキル
  • 人間を大切にして、人間の能力とやる気を引き出すコミュニケーション
  • 一人ひとりの能力を引き出して、目標達成をサポートすること
  • コーチングの5原則
    • 人間尊重・・・人間には無限の可能性がある。
    • 相互信頼・・・コーチとクライアントが相互に信頼することがコーチングの基礎である。
    • 個別開花・・・一人ひとりに合わせた最適な指導方法を常に新たな気持ちで探し出し、創造する。
    • 目標協力・・・目標を約束することで協調的な協力体制が生まれる
    • 評価感謝・・・褒め活かし、褒め育てる

コーチングに必要な心構え

次に心構えとなります。

コーチングに必要な心構えは、信・認・任です。人には無限の可能性があると信じ、相手の良いところを認め、相手に任せる心構えがコーチングには必要となります。

リモート/対面開催でそれぞれ気を付けること

  • リモート
    • 意識して雑談を増やす
    • 非言語メッセージを重視する
    • 文字ツールを上手に活用する
  • 対面
    • 一期一会の気持ちで心を込めて臨む
    • 非言語メッセージをきちんと受け止める
    • 絆を深める

実際に私はリモートで働く機会が多いのですが、意識して雑談は増やすようにしています。雑談ができない関係性のままだと、殺伐とした雰囲気の会議が多くなるので働いていても楽しくないですし、心から思っていることを言いにくい雰囲気を感じてしまいます。。

リーダーとしての7つのコーチングスキル

この本はマネジメント・リーダー層の方がリモートワークでコーチングを活かすために書かれた本なので、リーダーとしてのコーチングスキルが書かれておりますが、一般的にコーチ全員に当てはまる内容でしたので、下記に纏めていきます!

  1. コーチングしやすい環境づくり
    • 笑顔でオープンな姿勢で話す
    • 相手の目を見る。眉間のシワや腕組みはNG
    • 座る位置は真向いを避ける
    • オンラインの場合は雑音の少ない場所にする
  2. 相手が話しやすいように聴く
    • 相手を大切に思い、注意を払ってその思いや気持ちを受け止めるアクティブ・リスニングする。
    • 聴くときのポイントは、相槌・頷き、繰り返し

      【感想】相手の話を積極的に聴いていることが、相手に伝わるような態度でいることが大切と理解しました。
  3. 問いかけ方を工夫して答えを引き出す
    • 詰問ではなく、相手から引き出す質問をする
    • オープン・クローズの質問を使い分けてレパートリーを広げよう

      【感想】相手から情報や考えを引き出したいのですが、気持ちだけではなく、方法にも細心の注意を払う必要があります。コーチングを受ける側が本心から話してくれるように、詰めるようなキツイ言い方ではなく、考えを引き出せるように丁寧に質問しましょう!
  4. 相手のよいところを見つけて褒める
    • 事実に基づいて本当のことを伝えること。
    • 褒めの3か条
      • 詳細に具体的に
      • タイミングよく
      • 心を込めて(笑顔、明るい声、相手の目を見ながら)
  5. 怒るのではなく叱る
    • 然るべきビジョンを示す。こうすると良いよみたいなアドバイスのニュアンスが望ましい。
  6. 効果的に励ますことでやる気を引き出す
    • 可能感(できる!という気持ち)を引き出す
    • 見方や捉え方を変える(ピンチはチャンス)
    • 安心感を持たせる(これでいいんだという気持ちを引き出す)
    • 繋がり感を高める(横に並ぶ、後ろから見守るスタンスで)
    • エネルギーを高める(言葉に気合いを乗せて、相手の心に訴える)
  7. メンバーの立場になって感謝する
    • 当たり前ではなく、感謝が大切。
      • 言動・行動に対して
      • 成果に対して
      • 努力に対して

        【感想】ここまで本を読みふと思ったのですが、コーチングは仕事における上司部下の関係でも使えることは勿論のこと、コミュニケーションスキルとして、子育て中の夫婦関係の中でも十二分に効果を発揮できるなと思いました(特に感謝する姿勢、傾聴する姿勢はマストですね)

コーチングの5ステップ

次回の記事で纏め予定です!

おわりに

この本のまとめ第1回目はいかがでしたでしょうか!リモートワークにコーチングを活かすという文脈でしたが、私が吸収したかったコーチングの基礎の部分が多く書かれているため、とても学びがある本で、良く体系立てられているなという感想です。次回で今回纏めきれなかった章について、纏めていこうと思います!

参考文献

  • 「図解決定版 コーチングの「基本」が身につく本」(本間正人, 2021)

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