科学が証明した自分を変える最強戦略①

はじめに

挑戦において、重要なスキルは「意志力」だと思っていました。(過去に意志力の大切さを述べる本を読んだこともあった。)
しかしながら、本書では意志力頼りではいずれ無理が生じるため、挑戦(本書では「自分を変えること」)において本当に大切なのは「環境」であると述べています。私自身、挑戦には意志力が重要と思っていた中で、環境が人を形作るといった本書の考えは非常に面白かったので、本記事で纏めていきます!

本書の構成

Part1,2,3から構成されており、その下に各章が存在しています。なぜ環境が人を形作るのか、どうやって環境を選び作れば良いか述べられています。
Part1:人間は「環境」の産物
Part2:意志力に頼るのをやめる
Part3:「外的力」で驚異的なブーストを図る

各章における大切なこと

私は面白そうなところから読むタイプなので、最初に読んだ3つの章を纏めていきます!

第0章:はじめに

まず第一に人は環境に適応する。(ここでいう環境とは、内なるものではなく外的なものを示す。)
そのため、個人レベルで意図的に進化するためには、環境を意図的にコントロールして、なりたい自分を形作る環境を構築する他ない。変わりたい時に意志力は役に立たないので、頼るのはやめよう。
◆例:ダイエット
本書では、体重を落として健康になりたいのであれば、「がんばるぞ」と決意表明して意志力でダイエットするより、家から太る食材を排除する環境作りを行うべきと述べられている。これは正しくその通りで、意志力ダイエット(毎食、家の中で見つけたスナック菓子やスイーツの誘惑に打ち勝つことが求められる)より環境作りの方が簡単で無理なくできる。

また、本書では環境デザイン型の思考を提唱している。環境デザインとは、成功せざるを得ないような状況を作り出すことを指す。例えば、モチベーションが欲しいのであれば、今より責任を背負い、成功・失敗のリスクを上げること。

第1章:科学が存在を認めた「場所」の効果

  • 環境は人生のあらゆる面を作り出し、それは収入、価値観、ウエストの太さ・細さ、趣味に至るまでの全てである。
  • 人は一緒に過ごす時間が最も長い5人を平均した人物になる。
  • 人となりが行動を決めているのではなく、行動が人となりを決めている。つまり、行動を変えることで、自分のアイデンティティを変えることが可能である。
    • 自分は意志が弱いから・・・自分は逃げ癖あるから・・・と言い訳せずに、行動が何よりも大切だと感じました。
  • 外見をほんの少し変えるだけで、心に大きな変化を作り出すパワーになる。
    • これは今すぐにできるアクションなので、挑戦学に活かせそうです。

第12章:ニュー・ワークルール

  • 環境は「今している行動」にぴったりと合うべきである。ゆえに寝室にはテレビを置かない方が良い。
    • これからは、リモートワークする部屋と、寝る部屋を分けることにします!
  • 本当にしっかり集中できる時間は3時間ほどである。
    • 私は人生通して、これくらいしか集中できてこなかったので、自分が特別集中力ないと思っていましたが安心しました。笑
  • 休憩時間はネットサーフィンではなく、仕事場を離れて歩き回ることが良い。
  • 同じ環境下で長い時間、同じ作業を続けると、精神的に活気を失いかねない。脳を活発な状態に保つには「目新しさ」が必要である。もし気付くとボーっとしていたとか、わざと気を紛らわせようとしている自分に気付いたら、新しい環境に移ろう
    • 例えば、別の部屋に歩いていく。短い休憩を取って頭を休める。全く違う場所へ行く。など

おわりに

本書は興味深い内容が多く、飛ばし飛ばし読むことが出来ないので、あと3日くらいは読破まで時間を要しそうです。やっぱり自分の考えと逆の本は、色々な気付きをくれて面白いですね!本書の纏めブログを引き続き更新していきます!

参考文献

  • 「科学が証明した自分を変える最強戦略」(ベンジャミン・ハーディ, 2020)

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